SHOKZ OpenFit 自転車通勤レビュー|駅まで使った40代の本音

SHOKZ OpenFitを装着する40代の通勤前の朝 ガジェット・通信

駅まで自転車で行く日は、家を出る前にSHOKZ OpenFitを耳に引っかけます。

私の通勤は、自宅から最寄り駅まで自転車。そこから電車に40分ほど乗る流れです。朝は車の音、後ろから来る自転車、交差点の気配を拾いたい。でも、何も聴かずに走ると、頭の中で仕事の段取りばかり考えてしまう。

その間に音楽やポッドキャストを小さく流せるようになって、朝の移動が少し軽くなりました。

ただし、最初に線を引いておきます。

OpenFitは「自転車でイヤホンをしても大丈夫」と雑に言うための道具ではありません。耳を塞がないので周囲の音を拾いやすい。それでも、音量を上げすぎれば危ないし、地域のルール確認も必要です。

私がOpenFitを使い続けている理由は、「音楽に没入するため」ではなく、「周囲の音を残したまま、駅までの移動を少し快適にするため」です。

OpenFitを自転車通勤で使う前に決めていること

自転車で使うとき、私は音量をだいたい30〜40%くらいにしています。家の中で聴くと少し物足りないくらいです。

理由は単純で、後ろから来る車の音、横道から出てくる自転車のブレーキ音、歩行者の声を聞き逃したくないからです。耳を塞がないイヤホンでも、音を大きくすれば周囲の音は遠くなります。

交差点に入る前、細い道で車とすれ違う前、駅前の人通りが増える場所では、再生を止めることもあります。ここはちょっと慎重すぎるかもしれません。でも、朝の駅前は本当にいろいろ起きるんですよね。

警察庁の自転車ルールブックでは、イヤホンで周りの音が聞こえない状態の運転は、全ての都道府県で禁止されていると整理されています。一方で、片耳・オープンイヤー型・骨伝導型のように耳を完全には塞がないものは、安全な運転に必要な音や声が聞こえる限り違反にはならない、という注記もあります。

愛知県警のページでも、令和8年4月1日から自転車への交通反則通告制度、いわゆる青切符が導入されると案内されています。だから私は、この記事でも「OpenFitなら安心」とは書きません。見るべきなのはイヤホンの種類だけではなく、実際に周りの音が聞こえているかです。

OpenFitは骨伝導ではなく、耳を塞がないオープンイヤー

SHOKZというと骨伝導イヤホンのイメージが強いですが、OpenFitは骨伝導ではありません。耳の近くにスピーカーを置いて、耳の穴を塞がずに音を届けるタイプです。

ShokzのOpenFit公式ページでも、OpenFitは「オープンイヤー」の耳掛け型イヤホンとして紹介されています。初代OpenFitは、1回の充電で最大約7時間、ケース込みで最大約28時間。IP54の防水性能もあります。雨の日にガンガン使うものではありませんが、通勤中に汗をかくくらいなら、私はそこまで神経質になっていません。

耳の中に入れないので、カナル型イヤホンの圧迫感が苦手な人には楽です。私は耳に何かを押し込む感じがずっと苦手で、イヤーピースを何種類も試した時期がありました。結局どれも長く続かなかった。

OpenFitに変えてから、この「耳の中が疲れる感じ」はほぼ消えました。

駅まで自転車で使って助かっている場面

いちばん助かるのは、朝の短い移動です。

駅までの自転車って、距離としては大したことがありません。私の場合も、長距離サイクリングではなく、毎日の生活動線です。でも、この数分から十数分が地味に気分を左右します。

以前は、家を出た瞬間から仕事のことを考えていました。今日の会議、昨日残した確認、品質管理の細かいチェック。自転車をこぎながら頭だけ先に会社へ行っている感じです。

OpenFitで小さく音を流すようになってから、その時間が少しだけ切り替えになりました。音楽でも、ニュースでも、投資系の音声でもいい。大事なのは、完全に没入しないこと。耳の外側に音が乗っているくらいが、私にはちょうどいいです。

後ろから車が来る音は拾えます。踏切の音も、駅前の呼び込みの声も聞こえます。もちろん、音量を上げれば聞こえにくくなるので、そこは自分で絞る必要があります。

ここを自動で何とかしてくれる魔法のイヤホンではありません。

電車に乗ると、OpenFitの弱点も出ます

駅に着いて電車に乗ると、今度はOpenFitの弱点が出ます。

まず、音漏れです。開放型なので、音量を上げると周りに聞こえます。私は電車では50%以下を目安にしています。静かな車内なら、もう少し下げることもあります。

もうひとつは、外の音がそのまま入ること。地下鉄や混んだ車内では、音楽が少し遠く感じます。ノイズキャンセリング付きのカナル型イヤホンと比べたら、集中力は明らかに負けます。

ただ、私の使い方ではそれで十分でした。電車のアナウンスを聞き逃したくないし、乗り換え前に周りの動きも見たい。移動中ずっと音に沈むより、生活音の上に少し音声が乗っているくらいが落ち着きます。

使っていて困ったのはマスクとインカムアプリ

良い話ばかりでもありません。

マスクを外すとき、耳に掛かっているゴムとOpenFitが引っかかります。急いで外すとイヤホンも一緒に落ちそうになる。これは何度かやりました。駅前で片方を落としかけて、ちょっと変な声が出たことがあります。

今は、マスクを外す前にOpenFitの位置を軽く指で押さえるようにしています。地味ですが、これだけでだいぶ違います。

もうひとつは、職場でスマートフォンのインカムアプリと組み合わせたときです。通話待機のような状態が長く続くせいか、音楽再生より早く電池が減りました。半日もたなかった記憶があります。

普通に音楽やポッドキャストを聴くぶんには、初代OpenFitでも私の通勤には足ります。ただ、仕事用インカムとして長時間使うなら、専用機や別モデルを考えた方がいいです。

OpenFit ProやOpenFit 2+と迷う人へ

私が使っているのは初代OpenFitです。いま公式サイトを見ると、OpenFit Air、OpenFit 2系、OpenFit 2+OpenFit Proなど、選択肢が増えています。

モデル 私ならこう見る
OpenFit Air 価格を抑えたい人向け。公式仕様では本体最大6時間、IP54。
OpenFit 初代。すでに持っているなら、通勤用途ではまだ十分使える。
OpenFit 2 / 2+ 本体最大11時間、ケース込み最大48時間。2+はワイヤレス充電とDolby Audio対応。
OpenFit Pro フラッグシップ扱い。音質や新しさを重視する人は候補。

自転車通勤で見るなら、私は「音質」より先に、装着感、音量操作のしやすさ、電池持ちを見ます。走りながら細かいタッチ操作をするのは怖いので、物理ボタンのあるモデルには惹かれます。

逆に、初代OpenFitをすでに持っていて、駅までの自転車と電車内の音声くらいなら、無理に買い替えなくてもいいかなと思っています。私は今のところ、その判断です。

OpenFitを自転車で使うときの私のルール

私が決めていることは、そこまで多くありません。

  • 自転車では音量を上げすぎない
  • 交差点、駅前、人通りの多い場所では止めるか音量を下げる
  • 雨の日や風が強い日は無理に使わない
  • 地域の警察や警察庁の最新案内を見る
  • 「耳を塞がないから安全」と思い込まない

これだけです。

お金の話に寄せるなら、OpenFitは安い買い物ではありません。初代でも2万円台でした。だからこそ、買って終わりではなく、自分の生活で毎日使う場面があるかを先に考えた方がいいです。

私の場合は、駅までの自転車、電車、休日の散歩、家での作業。この4つでほぼ毎日使います。1回あたりの満足度を考えると、買ってよかった側に入ります。

同じ「買ってよかったもの」では、PC周辺機器で買ってよかったものや、モバイルバッテリーの選び方でも書きましたが、私はスペック表より先に「いつ使うか」を見るようになりました。OpenFitも同じです。

私の使い方では、初代OpenFitでもまだ現役です

OpenFitは、音質だけで選ぶイヤホンではありません。

静かな部屋でじっくり音楽を聴くなら、もっと向いているイヤホンがあります。電車で周囲の音を消したい人にも、たぶん合いません。

でも、駅まで自転車で走る。周囲の音を拾いながら、少しだけ音楽や音声を流したい。耳の中にイヤホンを入れるのが苦手。そういう人には、OpenFitは相性がいいと思います。

私は今日も、駅までの短い道で使います。音量は小さめ。交差点では一回止める。たぶん、それくらいの付き合い方がちょうどいいです。

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