銀行口座を5つ以上から2つに減らした話。1年かけて整理して気づいたこと

銀行口座を2つに減らした40代の整理ノート 節約・生活費

少し前まで、銀行口座が5つ以上ありました。

正確に数えたことはないんですが、メガバンク、信託銀行、地方銀行が複数。記憶を辿ると、三菱UFJ、三井住友信託、大垣共立、名古屋銀行、引っ越した先で作ったところ……数えるたびに「あれ、こんなにあったっけ」と思っていました。

家計簿アプリで連携先を眺めていて、ふと「散らかってるな」と思ったのが整理を始めるきっかけでした。

なぜ口座が増えていったのか

意識して増やしたつもりはなかったんです。

社会人になってメインバンクを作って、転職や引っ越しのたびに「家賃の振込先がここ指定だから」「会社の給与振込口座がここでないと手続きが面倒だから」という理由で、その都度新しく口座を作っていました。

地方に住んでいた時期は、地元の銀行のATMが家の近くにあって便利だから、というだけの理由で作ったものもありました。一度作ると、解約はせずに次の銀行に乗り換える。これを繰り返した結果が、5つ以上という状態だったわけです。

整理を始めて、まず気づいたこと

整理を決意して、各銀行のアプリやウェブサイトで残高を確認していったんですが、いくつかの口座が「休眠口座」になっていました。

長く使っていない口座は、銀行側で動きを止めてしまうんですね。中には「あれ、こんなところに残してたっけ」というお金が出てきたものもあって、ちょっとした埋蔵金気分でした。少額ですが、こういうのも整理しないと気づきません。

ペイオフのために口座を分散させているという話も聞いたことがありますが、私の場合は1,000万円を超える預金が銀行にあるわけでもないので、分散の必要はそもそもない。普通に口座が散らかっているだけでした。

余剰資金は証券口座に入れてインデックスで運用するほうが、ペイオフ対策としても合理的だと今は思っています。

解約は、想像以上に面倒だった

ここからが本番でした。

そもそも銀行口座を新しく作るのも、本人確認や書類のやり取りで意外と手間がかかるんですが、解約はそれ以上に骨が折れます。

窓口に行かないと解約できない銀行がほとんどで、しかも「窓口に行ったらたらい回し」「予約しないと解約できない」と言われたり、平日昼間しか開いていなかったり。

仕事の合間を縫って何度か通って、ようやく1つ閉じる、というペースでした。1年くらいかけて、ぽつぽつと整理していった感じです。

通帳が見つからない、印鑑がどこかに行っている、本人確認書類を持ってくるのを忘れた——一発で済まなかった銀行もありました。

「銀行口座は減らすときに、想像の何倍も気力を使う」と痛感しました。

残した2つと、その理由

最終的に残したのは、住信SBIネット銀行と楽天銀行の2つです。

住信SBIネット銀行は、SBI証券との連携が便利でメインバンクにしています。給与の振込もこちらに集約しました。手数料の優遇条件が整いやすく、ATM手数料・他行振込手数料が一定回数まで無料になるのも続けている理由です。

楽天銀行は、今のところほぼ使っていません。ただ、2つの理由で残してあります。

ひとつは、今後副業を始めたときに、本業のお金とは分けて管理したいから。もうひとつは、住信SBIが何らかのトラブルで一時的に使えなくなったときの予備として、少額だけ現金を入れてあります。

実質的には、いまのメインは住信SBIネット銀行の1本だけ、というのが今の形です。

住信SBIに集約してからは、家計簿アプリ側の連携もほぼ1本で済むようになり、月次の確認がぐっと楽になりました。

整理して半年、想定外によかったこと

家計の見やすさ以外にも、整理してよかったことがいくつかありました。

ひとつは、銀行から営業電話が来なくなったことです。預金残高は銀行側からは丸見えなので、まとまった金額があると「お客様向けの投資信託のご案内が」という名目で電話がかかってきます。貯蓄系の口座を閉じてから、こうした連絡がぱたっと止みました。

もうひとつは、詐欺メール対策になったことです。最近は銀行を装ったフィッシングメールが本当に多く届きますが、口座が2つなら「これは持っていない銀行だな」と件名だけで判断できる。整理する前は、「あれ、ここの銀行まだ持ってたっけ」とつい本物と疑って、危うくパスワードを入れそうになったこともありました。持っている口座がはっきりしていると、判断が早くなって安全側に倒れやすくなります。

お金の流れが、住信SBI 1本でほぼ完結する形になりました。「給料はここに入って、固定費もここから引かれて、残りはそのまま運用に回る」という流れが、5秒で説明できる状態。これが5つ以上あった頃は、毎月の収支を把握するだけで疲れていました。

これから口座を増やすときに考えること

整理を経験してから、新しい口座を作る判断は慎重になりました。

何かのキャンペーンや「振込先指定」で気軽に口座を作るのは簡単に見えますが、いざ解約となると窓口・予約・印鑑・通帳と、想像以上の手間がかかる。さらに残しておくほど営業電話や詐欺メールのリスクも増える。

「この口座は本当に必要か」「他で代用できないか」を一度考えてから、それでも必要なら作る。それくらいの慎重さでちょうどいいと、今は感じています。

もし今、銀行口座がたくさんある人がいたら、整理の話は一度真剣に考えてみる価値があると思います。1年くらいかけて少しずつ進めれば、生活への負担なく終わります。

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