毎月、給料日の翌日が憂鬱でした。
何が憂鬱だったかというと、銀行アプリを順番に開いて、お金を振り分ける作業です。30分か、長いときは1時間。これを毎月やっていました。
去年、その作業がほぼ消えました。やったことは2つだけ。会社の給与振込先を住信SBIネット銀行に変更したことと、住信SBIの「目的別口座」を貯蓄専用として使うようにしたことです。
集約前の月初は、こんな作業でした
当時のメインバンクは三菱UFJで、給料はそこに振り込まれていました。
そこから順番に、
- 住信SBIネット銀行へ、貯蓄用に毎月いくら送金
- 楽天銀行へ、楽天カードで払っている固定費分として月3万円送金
- 「ためるだけ」と決めていた別の口座へ、毎月いくらか送金
- 会社の経費立て替え分が振り込まれる口座を別途管理
口座が散らばっていたので、給料が入った日に「ここからここへ、いくら」と手作業で動かしていました。1つ1つは数分の操作ですが、4つ5つになるとそれなりの時間です。
しかも、振込手数料が無料になる回数を気にしながら、どの口座から振り込むかを毎回考える。地味に消耗する作業でした。
解決の鍵は「給与振込先を変える」だった
整理を進める中で、「この月初の作業をどう減らすか」を考えていました。
最初は「振込を自動化すればいいか」「定額送金サービスを使えば楽になるか」と細かい工夫を考えていたんですが、根本的な解決にはならない。お金を1度受け取ってから別の銀行に動かす、という構造そのものが面倒の原因でした。
ある日「そもそも給与の振込先を変えればいいのでは」と気づきました。
会社に給与振込先の変更届を出して、住信SBIネット銀行に変更しました。手続きは紙1枚。次の給与から、住信SBIに直接振り込まれるようになりました。
これで、「他行から他行へお金を動かす」という発想自体が消えました。給料が入る場所と、固定費の引き落としをまとめる場所と、貯蓄をためる場所が、すべて住信SBI 1つの中に収まったからです。
月初の作業が「アプリで5分」になった
集約前と集約後を比較すると、こうなります。
集約前:三菱UFJのアプリでログイン → 残高確認 → 住信SBI宛に送金(手数料考慮)→ 楽天銀行宛に送金 → 別の銀行アプリ → 経費立て替えチェック。合計30分〜1時間。
集約後:住信SBIのアプリで残高を確認するだけ。終わり。
月初の作業が、ほぼ「アプリを開いて見るだけ」になりました。これだけでも、家計を見ること自体が苦痛でなくなりました。
目的別口座は「貯めるもの専用」と割り切る
ここからが、住信SBIに集約してから本当に役立った話です。
住信SBIネット銀行には「目的別口座」という機能があります。ひとつの銀行口座の中に、最大10個まで「目的別の小部屋」を作れる機能です。
ただし、注意点があります。目的別口座から直接、他行送金や引き落としはできません。一度、代表口座に戻してから使う仕組みです。これを最初は不便に感じていたんですが、使い方を変えてからは、むしろこの「すぐ使えない」性質が役に立っています。
つまり、目的別口座は 「貯めるもの専用」と割り切って使う のが正解だと感じています。
私が今、目的別口座で分けているのは2つだけです。
ひとつは、生活防衛資金。1年間収入が入ってこなくても生活できる金額を、目的別口座にまとめて入れています。普段は触らない・触れない場所にあると思うと、安心感が違います。
もうひとつは、特別費の積立。突然出ていくお金(家電の故障、冠婚葬祭、年に1回の保険料など)に備えて、月5万円を積み立てています。これも目的別口座なので、勝手に減ることはありません。
固定費の引き落としや日常の支払いは、すべて代表口座(普通預金)で行います。目的別口座は触らない。これだけのルールで、貯蓄が「黙っていれば勝手にたまっていく状態」になりました。
人によっては、別の使い方も合うはず
私の場合は「生活防衛資金」と「特別費」の2つに絞っていますが、人によって合う使い方は変わると思います。
たとえば、子どもの学費の積立を目的別口座でやる方法もあります。教育資金は何年も先まで使わないので、目的別口座と相性がいい。財形貯蓄に近い使い方とも言えます。
家のリフォーム費用や、車の買い替え費用 といった、数年単位で貯めていくお金も、目的別口座で分けておくと「何のために貯めているか」が一目でわかります。
逆に、頻繁に出し入れするお金(毎月の光熱費・食費・遊興費など)は、目的別口座に入れない方がいいです。引き落としに使えないので、結局そのたびに代表口座へ戻す手間が発生します。
給与振込先を変えるのは、思ったよりずっと簡単
会社の経理に「給与振込先を変えたい」と申し出ると、変更届の用紙をもらえます。新しい口座の支店名・口座番号・名義を書いて提出するだけ。次の月から新しい口座に振り込まれるようになります。
私の場合は、提出してから反映まで1ヶ月もかかりませんでした。
「メインバンクを変える」と聞くと大ごとに感じますが、実際の手続きは紙1枚で終わります。
毎月30分、年間で6時間。地味ですが、お金の管理がここまで軽くなるとは思っていませんでした。そして「目的別口座は貯めるもの専用」と割り切ってからは、貯蓄が続くようになりました。
なお、銀行口座を5つ以上から2つに減らした経緯については、こちらの記事に書きました。


