ポイ活って、やっていますか。
私はしばらくやっていました。アプリを入れて、カードを使って、ポイントを貯める。やっている間は「賢い消費者になれている」気がして、悪くない気分でした。
でも、ある時期からやめました。正直なところ、メリットよりデメリットのほうが大きいと気づいたからです。
今回は、私がポイ活をやめた理由と、今どうしているかを書きます。
ポイントのために、余計なものを買っていた
ポイ活をしているときに一番やってしまっていたのが、「ポイントのために買い物をする」という本末転倒な状態でした。
「今日は〇〇倍デーだから」「このキャンペーンのうちに使っておかないと」と、別に今すぐ必要じゃないものをカートに入れていました。
ポイントで1,000円得しようとして、3,000円余計に使う。これを繰り返していたと思います。
ポイントは「消費の結果についてくるもの」であって、「ポイントのために消費する」は順番が逆なんですよね。わかっていながら、気づいたらやっていました。
新規入会キャンペーンは「個人情報の値段」
ポイ活の定番テクニックとして、クレジットカードの新規入会ボーナスを狙うものがあります。「入会するだけで10,000ポイント」みたいなやつです。
一見おいしそうに見えますが、私はこう解釈するようになりました。
10,000円分のポイント = 自分の個人情報の値段
名前、住所、年収、勤め先。クレジットカードの審査には、かなりの個人情報が必要です。その情報に対して、会社がつけた値段が10,000円です。
何枚も申し込めば、それだけ多くの会社に情報を渡すことになる。そう考えてから、入会キャンペーン目的のカード申し込みはやめました。
お試し申込・解約の繰り返しにかかるコスト
ポイ活では「サービスに申し込んで、ボーナスをもらって、解約する」というテクニックもよく紹介されています。
実際にやってみると、思いのほか手間がかかります。
解約しようとしたら電話でしか対応していない。電話がなかなかつながらない。ナビダイヤルなので通話料がかかる。「本当にやめますか?」と引き止められる。
手続き1回で30分かかることもありました。ポイントで得た500円のために、30分使うのか、と。
時間だけじゃなく、精神的なコストもあります。「解約しなきゃ」という小さなタスクが頭の片隅に残り続けることのストレスは、地味に積み重なります。
コツコツ作業の時給を計算してみた
ポイ活には、地道な作業系もあります。アンケートへの回答、レシートの撮影、特定アプリの利用など。
ためしに時給を計算してみると、多くの場合、最低賃金を大幅に下回っていました。
1時間作業して100〜200ポイント、ということも珍しくない。同じ時間を仕事に使ったほうが、はるかに割に合うと思いました。
「手が空いたときにやればいい」という意見もありますが、私には向きませんでした。どうせやるなら、もうちょっと割に合うことに使いたいんです。
脳のリソースを、どうでもいいことに使わない
ポイ活で見落とされがちなコストが、頭を使うことです。
「このカードとこのカードはどっちがお得か」「このキャンペーンはいつまでか」「ポイントの有効期限は?」——こういった計算や管理が、じわじわ脳を消耗させます。
まわりを見ていても、ポイントポイントと気にしている人はわりと多くて、「そのリソース、他に使えないかな」と感じることがあります。
頭の中に占めるスペースは有限です。私は、お金のことでも仕事のことでも、もっと大事な思考に使いたいんです。
今の私のポイントとの付き合い方
ポイ活をやめた今、どうしているかというと——
メインカードを三井住友VISAカードに絞って、日常の支払いはそこに集約しています。
ポイントのためにカードを使うのではなく、使った結果としてポイントがたまる。その感覚に変えてから、お金の管理がずっとシンプルになりました。
NISAの積立でもカード払いを使っています。投資しながらポイントもたまるのは、これは素直にお得だと思っているので続けています。
財布のなかにポイントカードが何枚も入っている状態も、昔はそうでしたが、今はほとんどありません。持ち歩くカードを減らしただけで、なんとなく気持ちがすっきりしました。
まとめ
ポイ活そのものが悪いとは思っていません。ただ、ポイントは「もらうもの」であって、「追いかけるもの」じゃないと気づいてからは、かなりラクになりました。
同じことをやっていたら自然にたまる、くらいの距離感が私には合っていました。
ポイントのために時間を使ったり、余計な出費をしたり、頭のリソースを使ったりするくらいなら、その分を投資に回すか、仕事に集中するか、休むかしたほうがいい。
「ポイントは結果についてくるもの」——この感覚で付き合えると、お金も時間も、ずっとシンプルに整理できます。


