S&P500とオルカン、どちらにするか迷った話。私がS&P500を選んだ理由

S&P500とオルカンを比較する40代の投資メモ 投資・NISA

NISAで積立を始めるとき、ほぼ全員が一度は通る関門があります。「S&P500にするか、オルカンにするか。」

ネットで調べるほどに情報が増えて、余計に迷う。どちらも「最強」と書いているサイトがあって、どちらも「リスクがある」と書いているサイトもある。私も悩みました。

ただ、先に結論を言います。S&P500もオルカンも、どちらを選んでも90点以上の答えです。

そもそも何が違うのか

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、アメリカの大型株503銘柄に投資するファンドです。Apple・Microsoft・Amazonなど、名前を聞いたことがある会社がずらりと並びます。

eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)は、先進国・新興国合わせて47カ国・約3,000銘柄に投資します。「全世界」という名前の通り、地球規模で分散されています。

ただし、オルカンの中身を見ると、約64%はアメリカ株です。日本は約5%、残りが他の先進国と新興国で構成されています。

どちらもeMAXIS Slimシリーズで、信託報酬は年0.05〜0.08%台。コストの差はほぼありません。

迷っているうちに気づいたこと

調べれば調べるほど「どちらでも正解になりうる」ことがわかってきました。

そのとき気づいたのが、「S&P500かオルカンか」よりも「投資をするかしないか」の方がはるかに大事——それだけははっきり言えます。

どちらにするか悩んでいる間、投資額はゼロのままです。どちらを選んでも始めた人が、始めなかった人に長期では圧勝します。「どちらでもいい、とにかく始める」と腹をくくれた瞬間、ようやく動けました。そういうことです。

不安があったり迷っているなら、オルカンが正解だと思います。オルカンは世界全体の時価総額に合わせて自動でリバランスされます。「世界が成長していくと思うなら、オルカン一本で十分」です。手間もかかりません。

「両方持てばいいじゃないか」への答え

「どちらか迷うなら半々で持てばいいのでは」と思う方もいると思います。私も一瞬そう考えました。

ただ、計算してみると、オルカンとS&P500を半々で持つと、約82%がアメリカ株になります。「分散のつもりが、ほぼS&P500」という状態です。であれば最初からS&P500一本の方がシンプルだと判断しました。

それでも私がS&P500を選んだ理由

「アメリカが転べば世界も影響を受ける」というのは事実です。ただ、これはS&P500を選ぶ理由でもあり、オルカンを選ぶ理由にもなります。

私の考えはこうです。本当に世界規模の危機が起きたとき、S&P500もオルカンも、どちらも大きく下がります。「分散しているから安全」という状況にはなりません。だとすれば、平常時のリターンが高い方を選ぶのが合理的だと判断しました。

過去20年間の年平均リターンは、S&P500が約7.95%、オルカンが約6.42%です。この差が20〜30年積み重なると、最終的な資産額に大きな開きが生まれます。

長期で持ち続けることだけが正解

私がNISAを始めたのは2014年頃です。2018年頃にSBI証券へ移し、インデックスファンドへ切り替えてから積み立てを続けています。

途中、コロナショックで大きく下がった時期もありました。でも売らずに持ち続けた結果は、今のところ悪くありません。

長期で積み立てた場合の年平均リターンは、S&P500で歴史的に見ると約7%前後とされています。20年間積み立てれば、元本がおよそ4倍になる計算です。派手な数字ではありませんが、続けられれば十分すぎる結果が出ます。

まとめ

  • S&P500とオルカン、どちらを選んでも90点以上。迷うより始めることが大事
  • 不安があるなら迷わずオルカン。自動でリバランスされ、手間がかからない
  • 両方を半々で持つと約82%がアメリカ株になる。ならS&P500一本でシンプルに
  • 危機のときはどちらも下がる。だとすれば平常時にリターンの高い方を選ぶのが合理的
  • 長期の年平均リターンは約7%。派手ではないが、続ければ十分な結果が出る

まず1円でも積み立てを始めることが、何より大事な一歩です。

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