インデックス投資8年、私の積立の配分を公開します

ノートに円グラフを描いた落ち着いた机・投資配分のイメージ 投資・NISA

職場の後輩に「キョウヘイさんって、結局、何に積み立ててるんですか」と聞かれました。割合を答えたら、「思ったより普通ですね」と言われて、少し笑ってしまいました。

2018年にSBI証券へ切り替えてインデックス投資を本格的に始めてから、8年。今日は金額を伏せて、毎月の積立の「割合」だけ公開します。ただ、本当に伝えたいのは数字そのものではありません。8年やってたどり着いた結論は、積立の配分は「正解を当てるもの」ではなく「自分が続けられるように設計するもの」だ、ということでした。

今の積立の配分(金額は伏せて、割合だけ)

  • S&P500中心のインデックス投資信託(自動積立):約70%
  • 高配当株(日本株と米国ETF・自分のタイミングで買う):約30%

生活防衛資金は、この積立とは完全に別です。生活費の半年から1年分を、ネット銀行に置いたまま投資には回しません。「投資のお金」と「守りのお金」を最初に切り離したことが、結局いちばん効いた判断でした。

インデックスは毎月決まった日に自動で積み立て、高配当株のぶんだけは自動にせず、自分のタイミングで買っています。相場が大きく下がった月は、この高配当株の枠を少し多めに買うこともあります。

ちなみに、コアをオルカンではなくS&P500中心にしている理由は、S&P500とオルカン、どちらにするか迷った話に書いたとおりです。

増やすより、削るほうが長かった

最初からこの形だったわけではありません。20代の頃はインド株や手数料3%台のファンドを疑わずに買い、30代では外貨建ての保険まで抱えていました。今思えば、自分が何を持っているのかすら把握できていなかった。

この8年でやったことの大半は、増やすことではなく、削ることでした。そして削るときに、自分の中で3つの基準ができていきました。

ひとつ目は、手数料が高いものは持たない。20代の頃は、手数料が3%台のファンドを、何も疑わずに買っていました。当時は、手数料という言葉の意味すら、ちゃんと分かっていなかったと思います。あるとき、自分が毎年どれだけ手数料を払っているのかをざっと計算してみて、その金額に正直ぞっとしました。手数料の差は、長く持つほど複利でじわじわ効いてきます。これに気づいてから、高い手数料のものは真っ先に外しました。

ふたつ目は、自分の言葉で説明できないものは持たない。30代で抱えていた外貨建ての保険は、解約しようと電話をかけたとき、担当者の説明を聞いても、自分が結局何を買っていたのか、よく分かりませんでした。為替なのか、保険なのか、運用なのか、それぞれが少しずつ混ざっていて、頭に入ってこない。あとから思えば、自分で説明できない商品は、たいてい売る側にとって都合よくできています。今は、人に一言で説明できないものは買わない、と決めています。

みっつ目は、チェックに疲れるものは増やさない。個別株をいくつも持って毎晩株価を見ていた時期は、正直しんどかった。値動きが気になって、仕事中もスマホを開いてしまう。インデックスを軸にしてから、見る回数も気持ちも、ずいぶん楽になりました。

並べてみると、3つとも「増やす技術」ではなく「減らす基準」です。8年やってみて、何を増やすかより、要らないものをどう外すかのほうが、結果的にずっと効いた気がしています。

高配当株の3割は、「続けるための燃料」

正直に書くと、高配当株のぶんも全部インデックスに寄せたほうが、効率だけ考えればいいのかもしれません。理屈ではわかっています。

それでも自分のタイミングで高配当株を買い続けているのは、配当が「成果の見える化」になるからです。年に何回か、証券口座に配当が入金される。金額は大きくなくても、数字が動くのが目に見える。8年前の私は、まさに「やっても何も変わらない気がする」で投資から離れかけた人間でした。配当は、その昔の自分が辞めないための仕組みとして置いています。

投資に懐疑的だった妻が、配当の入金通知が来た日に「これは何のお金?」と聞いてくれるようになりました。効率の悪さと引き換えに、家庭内の理解を少し買えているのかもしれません。

正直、これが正解とは言えない

こうして並べると、私の配分は「いちばん効率のいい正解」ではありません。高配当株を自分のタイミングで買う手間も、効率だけなら不要でしょう。でも私は、効率より「8年続けてこられたか」を優先しました。理屈で完璧でも、途中でやめれば0です。

だから配分を見直すとき、私が自分に聞くのは「この中に、説明できないものはないか」「これは、自分が続けられる形か」の2つだけです。割合は人それぞれで、70・30を真似する必要はまったくありません。ただ、もし今ごちゃごちゃして見えているなら、銘柄を増やす前に、まず「説明できないもの」を一つ手放すところからでした。私の場合は、そこからシンプルになっていきました。

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