投資を続けて8年、月の積立額が3万円から10万円に増えるまで、家計でやってきたこと

朝の光が差す机に並ぶノートと電卓、コーヒー 投資・NISA

SBI証券に乗り換えて、本格的にインデックス投資を始めたのが2018年です。
あれから8年。
最近、ふと「この8年で、自分の家計の中で何が一番変わったかな」と考える機会がありました。

答えは、たぶんシンプルです。
月の積立額が、3万円から10万円まで増えたこと
これが、この8年で起きた、私にとっていちばん大きい変化でした。

口座の残高がいくらかとか、運用益がどれくらい出たとか、そういう話より、月いくら積み立てられる家計を作れたか、の方が、私にとっては大事な数字です。
今日は、その3万→10万までの変遷を、時系列で書き残しておきます。

2018年:月3万円スタート(SBI証券に乗り換えた直後)

私の本格的なインデックス投資のスタートは2018年です。
それまで銀行のNISAで信託報酬1%超の投信を持っていたんですが、リベ大の動画に出会って、SBI証券に乗り換えました。
このあたりの経緯は別の記事で書きました(→ SBI証券でNISAを始めた話)。

切り替えた直後は、月3万円から始めました。
手取りに余裕があったわけではなく、固定費を見直してギリギリ捻出した3万円です。
当時はまだ、保険料を月6万円払っていた頃で、家計は決して楽じゃありませんでした。

今振り返ると、最初の2年間は「インデックスを買い続ける」感覚を身につける時期だったと思います。
増えても減ってもそんなに気にしない。とにかく続ける。
30代後半の私には、それだけでも結構な訓練でした。

2020年:コロナ暴落で売らなかった → 月5万円に増額

2018〜2019年の積立は順調でしたが、2020年の春に世界中の株価が急落しました。
私の口座も、含み益がマイナスになるどころか、評価額が3割近く落ちた時期があります。

正直に書くと、何度か売ろうかと考えました。
「これからもっと落ちるかも」という不安と、「今売れば少しは残る」という打算が、頭の中で何度もぐるぐる回りました。
最終的に売らなかったのは、リベ大やインデックス投資の本で「暴落時に売るのが一番悪い」と何度も読んでいたからです。

数ヶ月後、相場は元に戻り、その後さらに上昇しました。
売らなかった自分に、初めて「ちゃんとした投資家っぽいこと」ができたな、と少し自信がついた瞬間でした。
この時の話は別の記事で詳しく書きました(→ 暴落したとき私がやったこと・やらなかったこと)。

この経験が背中を押して、2020年後半から積立額を月5万円に上げました。
保険の見直しを進めて、固定費が下がった分を投資に回した形です。

2022年:妻と「投資の合意」を取り直して → 月7万円に増額

ここまでは、私が一人で積立額を決めて、妻に事後報告するスタイルでした。
2022年に入ってから、これだと家計のバランスが悪くなる、と感じる場面が増えてきました。

そこで、改めて妻と座って、家計と投資について話し合う時間を持ちました。
妻はもともと投資に懐疑的で、「ちゃんと戻ってくるの?」が口癖です。
ただ、2018年からスマホの家計簿アプリで、私の証券口座の情報をある程度オープンにしていたので、「数字で見せる」ことはできました。

「2018年から積み立ててきた結果、こういう形になっている」
「ここから先、もし生活が苦しくなったら、いつでも積立をやめられる」
「やめたお金は引き出して使える(NISAは特にそう)」

この3つを確認してから、妻が「じゃあ、もう少し増やしてみてもいいよ」と言ってくれて、月7万円に増額しました。
高配当株(日本株)の配当金が入金された日に、妻の機嫌が目に見えてよくなる、というのもこの頃から始まりました。

2023年:固定費を絞り切って → 月10万円に到達

固定費を絞り切って月10万円に到達

2022年〜2023年にかけて、家計の見直しを徹底的にやりました。
このあたりは、別の記事でも何度か書いています。

これらを1つずつ片付けていった結果、月の固定費がじわじわ下がりました。
そして2023年の途中で、月の積立額を月10万円に乗せられるようになりました。

ここで重要なのは、収入が増えたから10万円積めるようになったわけではない、ということです。
入ってくるお金はほぼ変わっていません。
変わったのは、出ていくお金の方です。

2024年:新NISAで月10万円を維持

2024年から新NISAが始まりました。
つみたて投資枠が年120万円=月10万円。
私はこの枠をちょうど埋める形で、月10万円の積立を続けています。

これは、新しい挑戦をしたわけではなく、2023年から続けていた月10万円を、新NISAという制度に乗せ替えただけ、というのが正確な表現です。
無理をして増やしたのではなく、家計の中ですでに「ある場所」に積立が居場所を見つけたイメージ。

8年で何が変わったか

ここまでの変遷をまとめると、シンプルです。

月3万円 → 月5万円 → 月7万円 → 月10万円。
積立額が約3.3倍になりました。

これだけ見ると「収入が3倍になったの?」と思われるかもしれませんが、答えは違います。
私の手取りは、この8年でほとんど変わっていません。

変わったのは、家計から出ていくお金の方です。
保険料 月6万円 → 数千円。
通信費 月8,000円 → 月2,000円台。
銀行手数料・サブスク・つけっぱなしの保険・ぼんやり払っていたお金。
これらを一つずつ整理した結果、月7万円ほどの余裕が生まれて、それがそのまま投資の月10万円に移動したイメージです。

振り返って思うこと

この8年で気づいたことを、3つだけ書いておきます。

ひとつ目。月いくら積み立てるかは、固定費を削った結果として決まる。
私は「月10万円積み立てるぞ」と先に決めたわけではなく、保険を解約したり、格安SIMに変えたり、銀行口座を整理したりした結果、捻出できる金額が増えていきました。
積立額は、家計の整理の後を追いかける形でしか上がっていません。

ふたつ目。続けられたのは、暴落で売らなかった経験があるから。
2020年に売らずに済んだことが、その後の積立を続ける土台になりました。
売っていたら、たぶん2022年の妻との合意も得られていなかったと思います。

みっつ目。月10万円を当たり前に積み立てられる家計を作れたこと、それ自体が一番の財産。
口座の中身の金額より、毎月10万円を投資に回しても生活が普通に回る、という構造を作れたことの方が、私にとっては大きい価値があります。
お金が貯まっていく仕組み、と言ってもいいかもしれません。

次の一手

もし「月の積立額をもう少し増やしたい」と感じている方は、まず家計の中の「払わなくていいお金」を見つけて、そこを止めることをおすすめします。

新しい収入源を作るよりも、固定費の見直しの方が、私の経験では圧倒的に早く効きます。
そして、見直した分が浮いたら、すぐに使うのではなく、まずは積立額に乗せてみる。

2018年の月3万円スタートの私から見ると、今の月10万円は、当時想像もしなかった水準です。
でも8年かけて家計を整えてきた結果として、今は「当たり前」になっています。
ゆっくりでいいので、続けることが、いちばん効きます。

そして、暴落が来たら、売らないこと。
これだけは、何回でも書いておきたいです。

※将来のリターンを保証するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。本記事は2026年5月時点の制度と私個人の経験に基づいています。

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