インデックス投資を8年続けた正直な感想と、高配当株を始めた理由

インデックス投資と高配当株の運用記録を見る40代のPC画面 投資・NISA

投資自体を始めて10年以上が経ちますが、最初の頃は銀行に勧められるまま、手数料の高いファンドを買わされていた時期がありました。正直に言うと、お金が増えるどころか、毎年じわじわ減っていたような感覚です。あれは今でも思い出すたびに、ちょっと顔が熱くなります。

ちゃんとインデックス投資に切り替えたのは、SBI証券に乗り換えた2018年から。なので、本当の意味でインデックスをやってきたのは、実は8年弱です。

それでも8年続けて感じたことは、けっこうはっきりしています。

インデックスは「何もしないこと」が一番大事

これが8年やって一番強く思っていることです。

インデックス投資は、何かをやればやるほど、たぶん成績が悪くなる投資です。値動きを見ても、ニュースを見ても、結局やることは「淡々と積み立てる」だけ。それ以上のアクションは、むしろ余計です。

ところが人間というのは、何もしないというのが本当に難しい。

私もコロナショックのとき、口座を開くのが怖くて1ヶ月くらい見ませんでした。「一回売ったほうがいいのでは」と頭をよぎったこともあります。それでも何もしなかったから、結果的にコロナ後の上昇相場で資産が伸びた。あれは「私が偉かった」のではなく「動かなかったから助かった」が正直なところです。

インデックスは、時間の流れを味方につける投資。やればやるほど良くなるのではなく、放っておくほど良くなる。この感覚は、何年か続けないとピンとこないかもしれません。

それでも「何かやりたくなる」ときは高配当株が相性いい

ただ、人間どうしても「何かやりたくなる」瞬間があります。私もそうでした。

そういうときに手を出していいのは、私の中では高配当株投資です。

理由はシンプルで、インデックスと相性がいいからです。

インデックスは「未来に先送りするお金」

ここが私の中で大きな気づきだったのですが、インデックス投資は「お金を未来に先送りする投資」です。

増え幅は大きい。長期で持てば持つほど、雪だるまのように膨らむ。ただ、その間ずっと「今のお金」は増えません。20年後に大きな資産になっているかもしれませんが、今日の生活は変わらない。

これに気づいたとき、ちょっと怖くなりました。

たとえば20歳の頃の100万円と、80歳になったときの100万円。同じ100万円ですが、引き出して使える価値は全然違います。20歳のときの100万円なら、海外旅行にも行けるし、勉強にもガジェットにも回せる。80歳のときの100万円は、たぶん「ありがたい貯金」ではあるけれど、若い頃のようには使い切れない。

インデックスだけだと、お金がずっと「先送り」のまま積み上がっていく。それはそれで悪くないのですが、今の生活がまったく豊かにならないのは、ちょっと違うんじゃないかと思うようになりました。

高配当株は「今のお金」を増やしてくれる

そこで始めたのが、高配当株投資です。

買うときには企業の分析が必要なので、ここはインデックスと違って多少の手間がかかります。配当が安定して出せる会社か、業績は問題ないか、配当性向は無理していないか。このへんを調べてから買う。

でも、買ってしまえばあとは鬼ホールド。とにかく持ち続けるだけです。

すると、年に何回か、税金が引かれたあとの配当金が口座にチャリンチャリンと入ってきます。これが、今使ってしまっていいお金です。生活費の足しにしてもいいし、外食にあててもいいし、旅行に回してもいい。

「今の生活がほんの少し豊かになるお金」が、何もしなくても勝手に入ってくる。これがインデックスとはまた違う、安心感のある感覚です。

「未来のお金」と「今のお金」のバランス

今の私のスタイルは、インデックスと高配当株の両方を持つ、というものです。

インデックスは未来のお金、高配当株は今のお金。両方あると、生活のバランスがすごくいい。「将来のために我慢している感」が減るし、かといって今を楽しむだけで未来が不安にもならない。

このバランスこそが、私には合っているなと8年やってみて思いました。

これから投資を始める方には、まずインデックスを淡々と積むことをおすすめしたい気持ちはあります。ただ、何年か続けて「何かやりたくなった」ときは、個別株のギャンブルではなく、高配当株という選択肢があることを覚えておいてもらえたらと。

たぶんこの先も、私は何度か「何かやりたい衝動」にかられます。そのたびに、高配当株でちょっと買い増すくらいで、おさまるんじゃないかなと思っています。

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