5月の月次振り返りに合わせて、今日は私自身の家計と積立設定をそのまま書きます。
普段の記事では、考え方や試行錯誤の話が多いんですが、自分の数字を公開しないと信頼してもらえないよなとずっと思っていました。たぶん読者の方も、「で、あなた自身はいくら積み立ててるの?」が一番気になるはず。
今日は実数を出しながら、いまの設定と、そこに至る考え方を整理してみます。
家計を公開する理由
書く前にひとつだけ。なぜ今日この記事を書こうと思ったか、です。
ブログを続けていると、「自分の数字を出さずに節約や投資を語っている」のが、だんだん気になってきました。一般論として「節約しましょう」「インデックスを買いましょう」と書くのは簡単ですが、それを書いている自分自身の家計はどうなっているのか。ここを開示しないと、誰も信用してくれないよな、と。
もうひとつは、整理の意味です。書き出してみると、自分の家計の弱点や偏りが見える。今日の記事はそういう「自分への振り返り」も兼ねています。
私のいまの収入
会社員として15年目、勤めているのは愛知の中堅メーカーです。年収は約680万円。手取りに直すと、ボーナス込みで月平均およそ42万円前後。
40代会社員のリアルとしては、世間でいう「普通」のど真ん中だと思っています。
ここから固定費・変動費を引いた残りを、どう動かすかが本題です。
妻と2人合算で、月20万円以内に収めている
私と妻の2人暮らしで、生活費目標は月20万円以内。子どもがいない分、ここは比較的シビアに管理しています。
| 項目 | 月額(目安) |
|---|---|
| 住居費 | 8〜9万円 |
| 食費 | 3万円台 |
| 通信費(POVO×2+ネット回線) | 約8,500円 |
| 光熱費 | 1.5〜2万円 |
| 保険(火災・自動車・最低限の生命) | 約5,000円 |
| その他生活費 | 3〜4万円 |
| 合計 | 約17〜19万円 |
過去記事で書いた通り、通信費は格安SIMで抑え、保険は3つだけに絞っています。詳しくは「結局POVOに落ち着いた話」と「保険を見直したら、必要なのは3つだけだとわかった」を参照してください。
月10万円を捻出するために、私がしてきたこと
積立月10万円の話に入る前に、そもそも10万円をどうやって毎月確保しているのかを書いておきます。これが、今日いちばん新しい話かもしれません。
私の中での優先順位は、こうなっています。
① 削る場所を、決め切る
家計の中で「徹底的に削る」と決めたのは、通信費・保険・サブスクの3つです。固定費の中で、生活の質に直接影響しないものを優先的に削る。これは派手な節約じゃないんですが、毎月の固定費が下がると、効果が一生続きます。
② 守る場所も、決め切る
逆に「ここは削らない」と決めたのは、住居費・食事・本/学び。住む場所はストレスのない場所、食事は妻と一緒に楽しめるものを優先、本は買いたいものは買う。毎日関わるもの、機嫌に影響するものは削らない方が、長く続く家計になります。
③ ボーナスは「ない」前提で組む
毎月の積立はボーナスを除いた月収だけで成立するように設定しています。ボーナスは、出たらまるごと投資に上乗せか、家電の買い替え・旅行に回す。当てにしないから、いざ減っても暮らしが揺れない。
この3つで、毎月10万円の積立余力が安定して残ります。
積立投資、月10万円の役割分担
ここが今日の本題です。私の積立設定はこうなっています。
| 商品 | 月額 | 設定方法 |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 7万円 | SBI証券・自動積立(つみたて投資枠) |
| 高配当株(日本株) | 月平均3万円相当 | SBI証券・タイミング買い |
月10万円。手取り42万円に対して、約24%を投資に回している計算です。
ポイントは、7万円と3万円で役割を分けていること。
S&P500の7万円は、完全に機械的・自動・触らないお金です。毎月決まった日に自動で買付されて、相場が上がっていようが下がっていようが、こちらは何もしません。忘れていてもいいお金。これが土台です。
高配当株の3万円は、自動積立ではなくタイミング買いにしています。「月平均で3万円くらい買い増す」感覚で、相場が下がった時に追加で買う、上がりすぎた時は見送る。少し能動的に関わる楽しみとして置いています。
「全部自動でいいのでは?」と思われるかもしれません。
ただ、月10万を全部自動にすると、私の場合は投資への興味が薄れてしまうんです。3万円分だけ「自分の意思で動かす」枠を持つことで、市場を見続けるモチベーションが保てる。これは私個人のスタイルだと思っています。
8年やってみて気づいた、3つの感覚
2018年に切り替えてから8年。過去記事には書いていない、最近やっと言語化できた感覚を3つ書いておきます。
1. 暴落の体感は、思ったより取り乱さない
投資を始める前は、「暴落が来たら売ってしまうのでは」と本気で心配していました。でも実際に何度か経験してみると、頭でわかっているのと、心が動揺するのは別で、思ったより取り乱しません。「ああ、来たな」くらいの感覚で、淡々と過ごせる。
これは、何度か経験することでしか身につかない感覚だと思います。
2. 配当金が入った日の、小さな喜び
S&P500のインデックスは数字でしか実感できないんですが、高配当株の配当金がチャリンと口座に入ってくる日は、地味に嬉しい。金額の大小じゃなくて、「自分が買った株が、ちゃんと働いてくれた」という実感がある。
これがあるから、投資を続けられている気がします。
3. 「やめなくてよかった」と思う瞬間が、年に何度かある
途中で何度か「もうやめたい」と思ったこともあります。コロナショックの時、米国市場の調整局面、ニュースで不安を煽られた時。
それでも続けてきて、ふと残高を見たときに「やめなくてよかった」と素直に思える瞬間が、年に2〜3回あります。これがある限り、続けられそうです。
派手な何かより、続けることが効く
40代の資産形成について、最近よく思うのは、派手な情報に振り回されないことが一番大事なんじゃないか、ということです。
新興国株、テーマ型ファンド、レバレッジ商品。どれも魅力的な響きですが、私の20代・30代の失敗は、だいたいこういう「派手なもの」に手を出した結果でした。
いま私がやっているのは、月7万円のS&P500と、月平均3万円の高配当株。それだけです。
特別な銘柄選定も、毎月のスイッチングも、相場のタイミング読みも、最低限しかしていません。
8年やってみて、今のところはこれが私の最適解。
同じ年代・年収帯の方の、何かの参考になれば嬉しいです。


