最近の株高、乗り遅れて損した気分?オルカンを持つ私が、それでも何もしない理由

窓辺の机から見える都市の遠景とノートとマグ 投資・NISA

最近、株価がずっと高い水準で動いていますよね。日経平均も、S&P500も、半導体関連も。ニュースを見るたびに「もっと早く買っておけば」「今から入るのは高値づかみじゃないか」「持っていない自分は損している気がする」。そんなふうに感じている人は、たぶん少なくないと思います。

正直に言うと、8年積み立てている私でも、ニュースを見ると一瞬ザワッとします。だから今日は、その「損した気分」とどう付き合うか、という話を書きます。

先に結論を言うと、オルカンか S&P500 を持っているなら、あなたはもう乗り遅れていません。そして、焦って「変なこと」をしないのが、いちばん大事です。

「損した気分」の正体は、持っていないものと比べているから

そもそも、なぜ損した気分になるのか。たいていは「自分が持っていない、いま上がっているもの」と比べているからです。

半導体株が上がったと聞けば、それを持っている人と自分を比べる。日本株が上がれば、買っていなかった自分を責める。でも、それは実際にお金が減ったわけではなくて、「もっと儲かったはずの自分」という幻と比べているだけなんですよね。私もこれをやって、何度も勝手に気分を悪くしてきました。

オルカン・S&P500なら、もう乗っている

ここが、いちばん知ってほしいところです。

オルカン(全世界株)を持っているなら、いま話題の日本株も、半導体関連も、すでにその中に、世界の時価総額に応じて含まれています。日本株が買われて存在感が増せば、オルカンの中の比率も自然に上がる。半導体のような業種が伸びれば、その比重も勝手に増えていく。S&P500も同じで、アメリカの主要500社がまるごと入っているので、話題の大型株はだいたい含まれています。

つまり、あなたはもう乗っているんです。乗り遅れたのではなくて、ちゃんと乗ったうえで、たまたま「いちばん上がった一部分」を単体で持っていないだけ。それは損ではありません。

これから始める人へ:タイミングは計れない

「でも、いまは高すぎる。下がってから始めたい」。その気持ちもわかります。

ただ、いつが高値で、いつが底か。これは、プロでも当てられません。私も8年積み立ててみて、高値も底も当てにいくのは無理だと、何度も思い知りました。下がるのを待っているあいだに、さらに上がってしまうことも、普通にあるからです。

だから、高いか安いかを当てようとせず、毎月決まった額を淡々と積み立てる。高いときは少なく、安いときは多めの口数を買うことになり、長い目で見れば買う値段はならされていきます。タイミングを計るより、続けることのほうが、ずっと効きます。

やってはいけない「変なこと」

損した気分のときほど、人は「変なこと」をしたくなります。私が気をつけているのは、次のような行動です。

話題になっている個別株や、いま上がっているテーマに、慌てて飛びつく。上がったから、いったん利確しようと売る。下がったものを売って、上がったものに乗り換える。どれも一見もっともらしいのに、たいていは「高くなったところを買って、安くなったところで手放す」結果になりがちです。

私も昔、銀行で勧められるまま似たような乗り換えをやって、手数料だけ取られた苦い記憶があります。去年、市場が大きく動いたときに何もしなかった話は暴落したとき私がやったこと・やらなかったことに書きましたが、結局「動かなかった」のが正解でした。

配分も、基本はいじらない

ついでに、よく聞かれる「配分を変えたほうがいいか(リバランス)」にも触れておきます。

オルカンや S&P500 を1本持っているだけなら、自分でリバランスをする必要は基本ありません。中身が時価総額に応じて自動で入れ替わるからです。もし、インデックスに高配当株などを自分で組み合わせていて、配分がだいぶ偏ってきたとしても、私はまず「これからの積立で、減ったほうを多めに買う」やり方で、ゆるく寄せます。わざわざ売らずに、掛け金で調整するイメージです。私の実際の配分はインデックス投資8年、私の積立の配分を公開しますに書いています。

まとめ:乗り遅れていない。淡々と続けるだけ

最近の株高で損した気分になっている人に、いちばん伝えたいのはこれです。オルカンか S&P500 を持っているなら、あなたはもう乗っている。乗り遅れていません。

あとは、話題のものに飛びつかず、タイミングを計らず、淡々と積み立てる。正しいものを1本選んで、あとは触らない。地味ですが、ニュースのザワつきに振り回されないこのやり方が、8年続けてみて、いちばん効いたと感じています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました