マネーフォワードの有料プランに月500円払い続けている理由。家計簿アプリを何度も挫折した私が、今は続いている話

マネーフォワードの家計簿アプリを開く40代の朝 節約・生活費

家計簿は、3回挫折しています。

最初は20代後半。文房具屋で買った家計簿ノートに、レシートを見ながら手書きで書いていました。続いた期間ははっきり覚えていませんが、しばらくして開かなくなりました。

次はExcel。「自分用にカスタマイズすれば続くはず」と思って、休みの日に半日かけて表を作りました。これも続きませんでした。

最後に試したのが、レシート読み取り型の家計簿アプリです。撮影で読んでくれるやつ。これも数ヶ月くらい。読み取り精度が微妙で、結局手で打ち直していました。

「自分は家計簿には向いていない」と思っていました。

それでも、お金の流れが見えないのは気持ち悪くて、8年ほど前、私がインデックス投資を本格的に始めたタイミングで、リベラルアーツ大学(リベ大)の両学長がYouTubeでマネーフォワードMEを紹介していたのを見ました(出典:第111回 学長おすすめの家計簿アプリ【マネーフォワード ME】)。

それで、まずはマネーフォワードMEの無料プランから恐る恐る使い始めました。その後、連携件数の関係で「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」という別アプリに乗り換えた時期もあります。最終的には本家のマネーフォワードMEに戻って、月500円のプレミアム会員に課金。今はこれで落ち着いています。

ここまで来るのに、ゆっくり段階を踏みました。

「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」って何?

少し横道にそれますが、「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」というアプリがあります。このアプリは無料でも連携できる件数が本家のマネーフォワードMEより多めだったので、しばらくはこちらを使っていました。

ただ、これはマネーフォワードMEとは別のアプリで、アカウントもデータも別管理。両者の間でデータを引き継ぐことはできません。長く使っていくうちに、「万が一サービス内容が変わったとき、ここに溜めた記録が引き継げないのは気になるな」と感じるようになって、最終的には本家のマネーフォワードMEに移りました。今は月500円のプレミアムで落ち着いています。

連携件数が無料でそれなりに取れるので、「お金をかけずに家計を見える化したい」という人には選択肢としてアリだと思います。住信SBIネット銀行の口座がなくても登録できる仕様のようですが、登録条件は変わる可能性があるので、開始前に公式の最新情報を確認してください。

続いた理由は、家計簿を「つけなくなったから」

正直に言うと、家計簿をつける作業はしていません。

銀行・クレジットカード・証券口座を一度連携してしまえば、あとは勝手に明細が入ってきます。私がやっているのは、月に1〜2回、出てきた明細にカテゴリを振り直すくらい。

「家計簿をつける」のではなく「勝手についている記録を見にいく」感覚です。

これが私には合っていました。続かなかった理由は、いつも「入力作業」だったんだなと、後から気づきました。

キャッシュレス化との相性が、想像以上によかった

ここ数年、私の支払いはほぼキャッシュレスです。クレカ、電子マネー、QR決済。レジで現金を出す機会は、月に数回あるかないか。

キャッシュレスは、それ自体マネーフォワードと相性がいい。連携先に明細が自動で残るので、家計簿側で入力する必要がない。一度仕組みを作れば、あとは勝手に記録が積み上がっていきます。

そしてマネーフォワードを使い始めてから、現金を使う機会がさらに減りました。「これは記録に残らないお金だ」と思うと、現金払いに気が乗らなくなるんです。

ちょっと話はずれますが、最近は現金しか使えないお店を、無意識に敬遠するようになりました。「いいお店だな」と思っても、「あ、現金のみか」とわかった瞬間、足が遠のく。お店側にも事情があるのは理解していますが、自分の家計を整える側からすると、選択肢から外れていくのは事実です。

「カードは使いすぎるから現金派」って、本当だろうか

この話をすると、たまに「カードだと使いすぎてわからないから怖い、だから現金を使う」と言われます。

私の感覚は、正直に言うと逆です。現金のほうが、よっぽど管理できない。

財布から1万円が消えても、それが何に消えたかは数日後にはわからなくなる。レシートを取ってあっても、見返さない。「今月、何にいくら使ったか」と聞かれて答えられないのが、現金中心だった頃の私でした。

キャッシュレスにして全部記録が残るようになると、振り返りは一目瞭然です。「先月コンビニで1万円超えてた」「外食が思ったより多い」みたいな気づきが、画面を見るだけで出てくる。

その瞬間だけ見れば、現金は確かに「使った」感覚を持ちやすいかもしれません。財布から札が出ていく実感はあります。でも、長い目で見たときに、自分のお金の流れを正確に把握できるのは、キャッシュレスで自動記帳されている方だと思っています。

「使いすぎが怖い」のはわかります。だからこそ、見える化したほうがいい、というのが私の結論です。

月500円を払っている理由

私の連携先はこれだけあります。

  • 銀行2つ(給与振込・貯金用)
  • クレカ2枚
  • 証券口座2社(NISA口座・特定口座)
  • 電子マネー2つ(交通系・QR決済)

合計8件。マネーフォワードMEの無料プランでは、連携できるサービスが4件までなので、このままでは収まりません。

それと、有料プランで一番ありがたいのは、過去のデータをずっと遡って見られることです。グラフ機能はあまり使っていませんが、「2年前の今ごろ、何に使っていたか」が、明細レベルで残っている。これは、家計簿アプリを乗り換えた時には絶対に得られない資産だと思います。

マネーフォワードの得意分野・苦手分野

何年か使ってわかってきたのは、このアプリには明確な得意・苦手があるということです。

得意なのは「過去の管理」です。
何にいくら使ったか、毎月の支出傾向はどうか、過去にさかのぼって明細を確認できる。「先月コンビニで使いすぎていた」みたいな気づきは、月末に画面を眺めていて発見することが多い。

苦手なのは「未来の予算管理」です。
「来月の食費をいくらに抑えたい」「ボーナスをこう使う予定」みたいな、これからのお金の計画は、マネーフォワードでやろうとすると逆に使いにくい。一応そういう機能はあるのですが、自由度が低くて、私には合いませんでした。

なので、未来の予算は別のスプレッドシートで管理しています。マネーフォワードで過去を眺めて、Googleスプレッドシートで未来を考える。役割分担です。

「家計管理アプリを1本に絞らないといけない」と思いがちですが、得意分野で使い分けたほうが、結果的にラクでした。

家計簿アプリ、何を選べばいいか

これからお金の流れを見える化したい人には、まずマネーフォワードMEの無料プランから使ってみることをおすすめします。連携4件で足りるなら、それで十分です。

私が本家のマネーフォワードMEに最終的に戻った決め手は、お金より「データの安心感」でした。月500円かかっても、サービスが続く限り記録が積み上がっていく。この安心感が、無料の連携件数の多さよりも私には大事でした。逆に、無料で済ませたい気持ちが優先するなら、住信SBI版から始めるのは合理的だと思います。

口座が増えてきて窮屈になったら、有料に切り替える。私もそうしてきました。「とりあえず有料」ではなく、「無料で限界が来たら課金」の順番のほうが、納得感があります。

それと、家計簿アプリを「過去の記録係」と割り切ることをおすすめします。未来の計画は別ツール、過去の整理はマネーフォワード。この線引きをした瞬間、家計管理が一気にラクになりました。

家計簿は、続けるアプリより「つけなくていい仕組み」が大事です。これに気づいたのは、3回挫折したあとでした。

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